むし歯の治療期間はどれくらいかかりますか？

[よくある質問と回答]

Q. むし歯の治療期間はどれくらいかかりますか？

A. むし歯の治療期間は、進行度によって大きく変わります。軽度のむし歯なら治療もすぐに終わるのですが、重度となると話は少し変わります。そこで今回は、むし歯の治療期間について、丹波市の田中歯科クリニックがわかりやすく解説をします。

▼軽度のむし歯の治療期間

エナメル質だけにとどまっている軽度のむし歯は、1～2回の治療で完治できることが多いです。むし歯菌に侵されている歯質をドリルで削り、コンポジットレジンを詰めます。期間にすると1～2週間程度ですかね。

▼中等度のむし歯の治療期間

むし歯が象牙質にまで及び、冷たいものや甘いものがしみるような段階のむし歯は、2～3回、多い場合は3～4回の治療で完治できます。中等度のむし歯は詰め物や被せ物を作られなければならないため、その分、通院回数も多くなります。期間にすると2～3週間程度です。

▼重度のむし歯の治療期間

歯の神経まで侵されているような重度のむし歯では、歯の根の治療である根管治療が必要となります。根管治療は2～4回くらいの通院が必要で、その後は被せ物治療を行わなければならないため、全体では4～8回くらいの治療を行うことになります。さすがに重度のむし歯となると、治療期間も長くなりますね。難しい症例では、治療期間が数ヵ月に及ぶことも珍しくありません。

▼抜歯をする場合の治療期間

重症化したむし歯で、歯を残せない場合は抜歯が適応されます。抜歯は炎症反応を抑えた上で歯を抜くだけなので、それ自体に長い期間はかかりません。ただ、歯を抜いた後にはブリッジ・入れ歯・インプラントといった補綴（ほてつ）治療が必要となります。これらの治療には数ヵ月を要します。

▼まとめ

今回は、むし歯の治療期間について、丹波市の田中歯科クリニックが解説しました。むし歯の治療期間は進行度・重症度によって大きく変わります。治療を早期に始めるほど、必要となる期間も短くなりますので、「これってむし歯かな？」と気付いた時点で歯医者さんを受診するのが望ましいです。