[よくある質問と回答]

Q. むし歯を治療せずに放っておいた場合のデメリットって何ですか?

A. むし歯は発生して間もない段階でない限り、歯科医院での治療を必要とします。何もせず放置するとさまざまなデメリットが生じるため十分な注意が必要です。今回はそんなむし歯を放っておいた場合に発生するデメリットについて、丹波市の田中歯科クリニックがわかりやすく解説をします。

▼どんどん重症化する

むし歯は自然に治ることがない病気です。治療をせずに放っておくとむし歯の穴がどんどん大きく、深くなっていきます。そのうち歯の神経まで侵されてしまい、いわゆる“歯痛”に悩まされることになるため、できるだけ早く治療を受けましょう。むし歯が末期に至ると、抜歯を避けられなくなります。

▼周りの歯にむし歯がうつる

むし歯は細菌感染症の一種です。1本のむし歯を放置していると、隣の歯へと感染が広がっていきます。とくに小さなお子さんはむし歯が広がりやすくなっていますので十分にご注意ください。

▼治療費が高くなる

むし歯は進行するほどに治療にかかる費用も高くなります。軽度のむし歯なら1回の処置で完治させることも可能で、費用は2,000~3,000円くらいしかかかりませんが、重症化したむし歯は数万円、選択した治療法によっては数十万円かかることもあるのです。治療期間も長くなるため、むし歯は早期に治した方が良いといえます。

▼全身の病気に発展することも?

ごくまれにではありますが、むし歯を放置しつづけることで、敗血症や心内膜炎といった全身の病気に発展することもあります。これも細菌感染症としてのひとつの側面です。たかがむし歯とは考えていると、思いもよらない深刻な症状に悩まされることもあるのです。

▼まとめ

今回は、むし歯を治療せずに放っておいた場合のデメリットについて、丹波市の田中歯科クリニックが解説しました。むし歯を放置することにメリットはなく、デメリットしか生じませんので、歯の異常に気付いた時点で当院までご連絡ください。頑張ってむし歯を治しましょう。